自分は完璧ではないとわかった上で人に求めるべきものは

今まで仕事してきて、様々な愚痴を言ってきたが。

みんな自分が完璧ではないことは気づいている。

もちろん僕もそうなんだけど。

しかしながら、他人には完璧を求めてしまう。

完璧があたりまえだと思ってしまう。

世の中の様々なサービスが、自分の期待通りに動くことが当たり前であると考えてしまう。

だから、クレームなどが発生するのだ。

交通事故も発生する。

トゲのある言い方もする。

僕は、高校を卒業して、様々な業界にいたし、それに関わる人たちの愚痴も聞いたりした。

だから、Amazonの荷物の再配達にしても、近くのゆうゆう窓口に取りに行くし、それは運送業の内情を知っているからだし。

あ、劣等感というのは、他人が完璧であるという前提に成り立つ感情だから、他人が自分と同じように完璧ではないことに気づくと、そのような感情も消えるのではないだろうか。

私は失敗したことがないという人は、それくらいの難易度の仕事しかしたことが無いということだろう。

それか、失敗して陰でフォローしてもらっているのに気づかないか。

世の中のニュースは毎日、様々な人間の判断ミスを伝えている。

僕は、運送業を経験したときから、荷物の遅延には文句は言わなくなった。

弁当工場でパートしてから、様々なところで売られている弁当は、衛生面では期待できないと思うようになった。

ソフト開発を始めてからは、自動車の自動運転には否定的になった。

すべての業界のすべての工程で、必ずミスがあるからだ。

問題は、それが許されるものなのか許されないものなのかだ。

前にも書いたと思うが、

「人間同じ失敗をしたらいけない」という上司は、部下が同じ失敗をしたら、すっごい怒っていたが、その上司も同じ失敗をしていて、「わたしはぁ、同じ失敗をしてしまいました!申し訳ありません、ふじこー!!」
って、あんたが同じ失敗したところで、フォローできれば、なんの問題もないし。

喫煙所で「君、最近ミスが多いね」と上司に指摘されて、謝罪したあと、職場に戻ったら。
その上司がとんでもないミスして、みんなに平謝りしてる最中だったというのもある。

もちろん、人がミスをした時は、「それがミスである」と指摘しなければその人のためにはならない。

しかしながら、他人は自分と同じようにミスをするものだと言うことを理解できていれば。

劣等感もなくなるし、
人間関係も円滑にいくのではないか。

そのことを理解していれば、ミスを指摘するにしても言葉にトゲはなくなるのではないか。

と、最近思った。