ビルメンテナンスの掃除のおばちゃん。

だいたい私は、ビジネスビルの掃除のおばちゃんと仲良くなる。
私自身、掃除というものが大の苦手だということもあり、時たま感謝の気持ちを伝えるからだ。

ただ、YouTubeで話を見たり、派遣先のビジネスビルで結構ビジネスマンから下に見られているのを見たりして心が痛むものです。

掃除のおばちゃんは、ビジネスビルで働くビジネスマンや技術者に人間らしく仕事ができるようにサポートする重要な仕事をしていると、再確認する出来事があったのです。

それは、ひとつ前のプロジェクト。工場生産ラインの業務支援システムの開発のプロジェクトだったのですが、お客様の本社ビルでの話です。

今年の1月下旬くらいだったか、雪が降り、水道管が凍ってしまったのですが、水洗便所の水が流れなくなってしまったのです。

水が流れないとウンコも流れない。

当たり前のことなのですが、そういうことなので、トイレの個室の扉には「大便をしないでください」との張り紙がされる始末。

でも、ウンコってさ、人間の生理現象でどうにもならないんだよね。

スーツ着てお澄まししたビジネスマンどもが、張り紙を無視して、ウンコしまくって。。

もちろん私もしかめっ面しながら、ウンコのたまった洋式便器に座ってウンコして。

そんなことしているうちに、本社ビルのどこもウンコ臭くなって、開発室もウンコ臭くてたまらない。

そんな時に、掃除のおばちゃんたちが、生きている水道の蛇口からバケツに水を汲んでビル中を走り回ってて。

便器にバケツの水を投入して、ウンコを強制的に流してた。

さらに、消臭スプレーをありとあらゆるところに吹きかけて、3時間ほどでウンコ臭さは職場から消えたのです。

正直、女神だと思いました。

彼女たちがいなければ、私たちは人間らしく生きることすらできない。

彼女たちがいなければ、私たちの文明レベルは、数百年も後退してしまうのだと思いました。

スーツを着てお澄まししてたり、取締役なんちゃらとかいう偉そうな肩書を持ったオジンが偉いわけではなく。

地味な仕事をしている掃除のおばちゃんこそ、偉い人たちなのだと思った出来事でした。