それは人工知能による人間の管理である。人類総家畜化計画こそが平等な社会を約束するのである。

ニュースなどで、加害者が不起訴になったり、刑罰が軽いなど。

また、親の介護で満足に働けない人に生活保護が支給されず。生活保護費をパチンコにつぎ込んだり。生活保護費の収入が勤労者よりも多いなど。

これらの不平等は、人間が人間を管理しようとしているから起こるのである。

えこひいきや、欲、恐怖により、不平等な裁定が下されるのである。

このことから、人間を人間が管理するのは不可能であると考える。

私は人間社会に平等さを求めるのは不可能であり、「人類皆平等」と唱えるのは現実が見えていない現実逃避者の妄想なのである。

本当に平等なら、企業には一般社員しかおらず、給料も皆同じであるはずだ。

同じ年収で同じデザインの家屋に住み、着るものも髪型も同じ。一切の個性を排除するべきである。

実質それが無理だというのは、共産主義国家の失敗と資本主義の不平等さが証明している。

そこで私は、人類の人工知能による支配が必要であると考えている。

今現在、人工知能はコンピュータの高性能化により、目覚ましい進化を遂げている。

そこで、裁判の判決も、各種手当金の受給判定もコンピュータプログラムが行えば、人間の醜い欲望が介在しない平等な世界を実現することができる。

人間は食料を作ればいい。

タブレット端末に、人工知能からの指示が表示されるのでその通りに行動すればいいのだ。

朝、電気ショックで起こされ。

朝食をとり

農作業をして

昼食

農作業をして

夕食

就寝

この世界では、人工知能などの人間を管理する機械の維持管理を行う人間と、人間の食料を作る人間の2種類の職種だけでいい。

この仕事以外の行動は許されない。

食料は自動運転車やドローンが配達するので、仕事以外に外出する必要がない。

食事と仕事以外は、定位置で待機となる。

この、人間に指示を出すタブレット端末は、人間の脳に埋め込まれた小型端末とリンクしており、タブレット端末の指示通りに行動しなければ、脳に埋め込まれた端末が高熱を発しその人間の脳を焼き切るのである。

このような仕組みを作ると、戦争もない、喧嘩もない、不公平さも全くない、理想的な平等な世界を作ることができるのである。

もちろん、人工知能を運用しているサーバーに、回復不可能なエラーが発生した場合、人類の管理は今後不可能になる。

その場合は、地球上の全ての人間の脳を焼き切った上で、サーバーをシャットダウンして、人工知能も停止する。

ムゥ、この世界ではお金は不要だな。

もうすでに日本の損害保険会社が、IBMの人工知能「ワトソン」を用いて、保険の支払額の算定を行なっている。

技術力を持っている会社は自動運転車やドローンを開発している。

人類総家畜化計画は始まっているのである。