神の化身だろうか?ただの変な親父か

残業を終え、都営バスで帰り。

喜多方ラーメン坂内で舌鼓を打ち、アパートに帰る途中のことだった。

「社長!!社長!!」そう呼ばれて立ち止まってみると。

白いヘルメットに、派手な服と自転車、赤いランドセルを前に背負ったオジサンがいた。

チャプリンのような口髭を生やしていたが、よく見るとマジックで書かれていた。

「あ!すみません!!私の知り合いに似てたものですから!!」

そういったおじさんは60代らしい。

「いえ、大丈夫です」と私もお辞儀をする。

「社長は『許 永中』に似てる!!『許 永中』知ってる?曲がったことが大嫌い!!」

「いえ知りません」と答えると、今度は、「『弘法大師 空海』に似てる」と言い始めた。

その間オジサンと二人でペコペコ頭を下げあってたが、オジサンから「社長!!頑張って下さいね!!」と言われて別れた。

今思うと(今でなくても)奇抜な格好だったのだが、あの方は何だったのだろう、、、

ちなみに、許永中。

ウィキペディアで読む限りでは、ろくでもない人物のように思えるが、、、