11月は神在月、縁結大祭があるので行ってみた。

他の地域では10月は神無月。だが出雲では、旧暦の10月は神在月。この月は出雲大社に八百万の神々が集まり、誰と誰の縁を結ぶかや、農作についてなど、人にとって大切なことが話し合われる。

なので、出雲大社の神在祭では縁結大祭以外のお祭りごとも行われ、神在祭の最後にクライマックスである縁結大祭が行われる。

2019年の縁結大祭は11月11日と11月12日の2日間行われる。

お祭りの1ヶ月前から、縁結大祭の参列申込が行われるので、往復はがきにて申し込めば、写真のような印刷がされたものが返ってくる。

写真では切れているが、下に記号が書かれている。

11月10日、中国JRバスの夜行バス「出雲ドリーム博多号」で、小倉から島根県へと出発する。

このバスは、完全予約制だが、取るべき席は窓側C席だ。

A席は通路が狭く、トイレや下車時に移動できない。

後席に気兼ねなくリクライニングしたいなら、トイレの前の3Cか最後列の10Cをオススメする。

島根の出雲市駅に着いたのはほぼ定刻の7時48分頃。

縁結大祭の事前予約参列申込が、祭りごとが始まる10時までだから余裕があると思ったら大間違いである。

この時間でギリギリ間に合わないほど人が多い。

夜行バスを降りてすぐの一畑バス乗り場で、出雲大社(正門前)までの切符を買う、終点の1つ前の正門前で下車する。

正門前までは510円。

終点までは530円。

あくまで参道の入り口は「正門前」で下車。

正門前で下車するとこの参道入口前に着く。

上の写真の通り早くも行列ができているが、注意したいのは、縁結大祭の申込みの列ではない。

この行列は「祓社(はらえのやしろ)」という。

参道の最初の社の参拝の列である。出雲大社に参拝する前にここに参拝して身を清めるらしい。

出雲大社は、二礼四拍手一礼なので注意したい。

この列のもう一つ先に縁結び大祭の事前申込みの行列がある。

席は早い者勝ちなので、その列(宮司さんが途中にいる)大きなテント(2つめの鳥居前)の行列に並ばなければならない。

これは参道入口の写真。

白い大きなテントで葉書を見せて祈祷料5000円を支払い受付を済ませたら鳥居に一礼して鳥居をくぐる。

目の前に見える大きな社は「拝殿」という、この拝殿の裏に回ると本殿に通じる門があり(八足門)の横に警備員がいて中に案内してくれる。

10時から祭りごとが始まる。

祭りごとが終わると、受付に戻り、縁結びグッズをもらい、絵馬を書き絵馬を吊るす。

ここまででかなり歩いたり、受付で立ちっぱなしなので疲れた。

ちなみに、社の外を反時計回りに参拝すると言うのは、境内の中。

拝殿の裏の八足門沿いの塀の外側を回れば良い。

この塀の外側を見ると、東十九社や、スサノオ様のお社、西十九社などがあるし、西向の本殿の正面から参拝できるスポットもあるが、昼をすぎると長い行列ができ、かなり待つ。

昼をすぎると、出雲大社の駐車場の空き待ちをしている車が道路を塞ぎ、交通がマヒする。

バスで出雲市駅まで戻るのは困難なので一畑電車で帰る。

先程の参道入口から

逆方向に歩くと、10分くらいで一畑電車の駅に着く。

出雲大社を背にして歩き、向かって左側の赤いポストのある建物が駅である。

ここから、川跡(かわと)駅で乗り換え、電鉄出雲市駅に帰れる。

川跡駅で乗り換なくてそのまま温泉に行ってもいい。

が、金もないし、歩きすぎたので休みたかったので、早々に出雲市駅に帰ることにした。

相席した、茨木の大学生と少し話した。

帰りはちょうど、ご縁電車しまねっこ号Ⅱだった。

出雲市駅で、腹ごしらえ。

なんせ朝から何も食べていない。

出雲市駅ビル内の食堂で食べた「スサノオラーメン」はただの味噌ラーメン。

剣の形をしたかまぼこが1つ入ってるのが特徴。

ビールセットか、とんかつ定食にすればよかった。

そして、腰が痛かったので、横になりたくて。

「出雲市駅 ネカフェ」で検索して出てきた。駅から歩いて5分の「アリカフェ」というネットカフェで夜行バスの出発時刻までくつろいだ。

そうして、今日12日、夜行バスで帰ってきたが。

出雲大社は日帰りだとかなりきついので、何泊かすることをオススメするよ。

2020年の縁結大祭は日曜日も含んでいるので、かなりの混雑が予想される。

2泊3日で縁結大祭の2日間を、1日目、縁結大祭お祭り(事前予約)、2日目は回れなかった所を全部回ればいいと思う。